2013恰堪溪 初遡行

 沢のせせらぎを聞きながら焚き火の脇に寝転がって夜を明かすのが好きだ。
 ポツポツと降っていた雨が勢いを増して頬を叩き、僕は目を覚ました。不順な台湾の夜空に今夜も負けて仲間の寝息が聞こえるツエルトに逃げ込もうかと思ったけど、今夜くらいはここから離れたくなかった。入渓してから沢で迎える11回目の夜。今夜がこの旅の最後の夜になるはずだ。濡れながら真っ赤なオキを見つめていると、恰堪溪の余韻と充実感が体を支配していた。「ああ、幸せだなあ」
 雨の勢いに合わせるようにたき木を放り込んで、今宵はこの素晴らしい旅を振り返りながら焚き火と一緒に朝を迎える事に決めた。

 「恰堪溪」台湾の沢を知るマニアックな沢愛好家にとって、それは特別な響きを持っているはずだ。3000m級の山稜から海までを一気に流れ落ちる急峻かつ巨大な東海岸の谷の中でも、ひときわ異彩を放つ恰堪溪は、台湾最大の針山ビックウォールを側壁として抱え剱沢を何倍にもしたようなスケールを持つ。このモンスターが初めてトライされたのは1998年。この年、僕は沢登りを始めた。2回目の沢登り山行は、この年の恰堪溪メンバーの1人、青島さんに連れて行ってもらったことを思い出す。僕はとても贅沢な環境の中で沢を始め、その頃から既に台湾には凄まじい世界が待っている事を知ることができた。夢のような話だったけど、恰堪溪はいつかトライしたいと思い続けた憧れの谷であった。

1日目(晴れ)初見渓出合 標高500m(11:40)-二俣手前(16:20)
 交番に立ちより許可書類を提出してから入渓点目指す。大ゴルジュ登攀を考えかなり軽量化してきたつもりだったが、ザックの重みは20kgを有に超えている。それでも、これから始まる恰堪溪大ゴルジュへのトライが楽しみでワクワクして、嬉しくてしょうがなかった。

2日目(晴れ後小雨) 出発6:20-偵察終了18:50
 恰堪溪の大ゴルジュへと踏み込んだ。側壁はどこまでも伸び上がってゆく。しばらくはゴルジュ内の水流際を順調に進んでいくが、いよいよゴルジュ底はえぐられてきて側壁トラバースに活路を見出す。剱沢を巨大にしたような大側壁左岸を4Pでビバーク地に適した大テラスに着。ここをビバーク地と決め、大ゴルジュの偵察とルート工作を行う。
 クライミングシューズを履き、大トラバース登攀の始まり。脚ならしに程よい2Pをこなしてから、中間支点とれないスラブを行く。1本でもボルトを打てばなんて事のないピッチだが時間をかけ慎重にロープを伸ばした。雨が降り出し、岩が濡れてきた。絶対に失敗の許されない状態での脆いスラブ登攀は僕の心を熱くした。次のピッチで、足元に見えているゴルジュ内の水流向けて懸垂下降する。数百mの側壁の威圧感をゴルジュの底で感じるのは沢屋として格別な贅沢である。沢の流れに足を踏み入れテンション上げてゴルジュ内を進むがツルツルの側壁に守られたスラブ滝が現れ突破不能。引き返しフィックスしておいたロープをユマーリングしてトラバース登攀を再開した。5ピッチ分と、もう1ピッチを伸ばし偵察した後、引き返す。真っ暗闇の中の下降となり手間取った。雨も上がって平和な夜を迎える。寝静まった大テラスに蛍が飛び交っていた。「明日は、どんなゴルジュが待ち構えているのだろうか?」大いなる期待と不安。オキと蛍の光が、それを静めてくれた。

3日目(晴れ) 出発6:30-偵察終了18:20
 4時起床。白み始めると、どこまでも伸び上がっていく圧倒的な側壁の存在を背に追っている事に気付く。落石も食らわず、快適な一晩を提供してくれた大テラスに感謝して出発した。フィックスを5P辿り、昨日偵察済みの6P目も手早く終えると先には再び開けた空間を感じた。クライムダウンから始まる7Pを終えると屈曲部となり、テラスの先に待っていたのは通過不能を匂わすエグレたゴルジュと大側壁。「さあ、ここからが勝負だ。」左岸側の側壁は一体いつまで登り続ければいいのか分からない程伸び上がっている。右岸側に伸びるリッジ状の側壁から登るのが良さそうだ。渡渉して右岸の登攀に宮城が取り掛かる。ホールド豊富に見えるが被ったハング状の障壁が幾重にも続いておりエイド主体でロープを伸ばしていく。1P登ってしまえばトラバースしてリッジを回り込めそうに思えたが、良く偵察すると、この先数百メートル先までは弓状に被っていて無理そうだ。数百メートル登り詰めてから屈曲部の裏に懸垂下降するしか方法がなく相当時間がかかりそうだ。今晩のビバーク地をテラス上の大洞窟と決め厳しい1P目を宮城がリードしている間、大西・佐藤でゴルジュ内突破の可能性を探ることとした。ゴルジュの側壁をトラバースして10mの懸垂下降で第一滝上を渡渉する。

 素晴らしい威圧感の中、水際を大西がエイド+フリーでトラバースして行く。先にはトラック大のチョックストーンが空間に引っかかり、その下には青々とした水がゴルジュ内を満たしていた。テラスでは強い日差しを受けて暑い程だったのが、暗いゴルジュの中で体は冷え切り震えながら強い流れに抗って泳いだ。ショルダーから息を切らしてオフウィズス登りでチョックストーン滝を越えると大釜を持つ2条のCS滝が現れる。その先で水路は左に屈曲し新たな局面を見せるはずだ。強烈な水の力で磨かれ続けた側壁は滑らかにえぐられ瀑水からの冷たい風が震えを増幅させた。空はあくまで細く狭い。私は不可能と決め付けていた瀑水通しのラインに大西がトライすると言う。厳しい寒さを振り切って大釜を泳ぎマントルして滝に取り付いた。瀑水に突っ込んでいき流れの裏を突いて這い上がる算段だが、惜しいところでフォール。瀑水に吹っ飛ばされて流れ帰ってくるなり「最後のマントルでホールドにしてたチョックストーンが外れやがった。可能性はあるなあ~」とガッタガタに震えながら突破の可能性を訴える大西。どうやら、「お前もトライしろ」と言っているようだ。ビレイしているだけでもう限界的な寒さで、瀑水ラインに突っ込むのは気が引けたが、しかたがない自分の番だ。泳ぎだすと気合が入った。パワフルなマントルを返してから滝裏に潜り込む。予想以上に猛烈なシャワーの圧力を受けながら大西がマントルを試みた部分へ到達した。瀑水で何も見えないが出口のクラックに手探りでカムを決め水圧に抗いアブミに立ち上がる。「よし、モラッタ!」と思ったらカムが外れて釜に叩き落されていた。悔しいので、そのまま釜を泳いで再度取り付く。先ほどのトライで既にヨレていて落ちそうになりながらも何とかフォール地点に辿り着きカムを丁寧に決めた。同じ失敗はすまいとアグレッシブにテストしてみるとスッポ抜けてしまう。僅かなフレアと滑らかな岩質にカムが合わないようだ。「ダメだ。もう限界!」瀑水に飛び込み逃げ帰った。冷静に考えれば、仮にこの滝を突破できたとしても明日ザックと共に後続することなど無理な話だった。パーティーとしての進行を無視した非効率な遊びとも言えるけど「ホント、良いトライだったなあ」と暖かな焚き火の前でなら思い返すことができる。ゴルジュの解明的な意味としても、実際に屈曲点手前までゴルジュ内から覗けたのは大きな成果だった。

4日目(晴れ) 出発6:30-ゴルジュ内のテラス18:30
 フィックス済みの1P目を、朝一ユマーリングして側壁登攀が始まる。予想以上に傾斜のあるクライミングが続き、5P目は、シリアスな内容でランナウトしながらのカンテ登り。7Pでやっとリッジ上に辿り着いたのは15時になっていしまった。反対側も切れ落ちており下降点の選定にも時間がかかり、全員が下降を始めたのは16時を過ぎていた。先の読めないゴルジュの底へ下降は胸をしめつけられるような重圧を受ける物だ。夕暮れ迫ったこともあり、安定したこの場所で水なしビバークも考えたが、大西が2P懸垂下降偵察して泊まれそうなテラスを発見してくれたので下降を開始した。大部分が空中懸垂の4Pを経て最後のメンバーがテラスに着いたのは18:30。暗闇の中で、宮城が更に空中懸垂を含む70mの下降&ユマーリングをしてくれて水を得る。遅い夕食を取っていると雨がパラつきドキリとしたが今晩も持ち堪えてくれた。全てを終えて眠りについたのは23時になってしまった。

5日目(晴れ後雨) 出発6:30-Fix終了17:30
 未明に起きて狭い空にきらめく星を確認した。我々は本当についている。
 行く先には第一大ゴルジュの終点が開放的な河原となって見えている。これだけの大ゴルジュで人間が辿れるラインに巡り合えた奇跡に驚くばかりだが、今日も登攀者に打ってつけのバンド状のラインが用意されていた。見た目とは裏腹に傾斜があり、斜め下方向へのトラバースが大部分を占めるので後続も気が抜けない。

手間の掛かる斜め懸垂を終えてゴルジュを振り返ると素晴らしいスケール感で側壁が見渡せた。

 久々に開放感ある河原で日差しを浴び、のんびりと休憩した。背後には針山の北東壁が1000mのスケールで鎮座している。しばらく気軽な河原を歩み二股を過ぎると早くも第二ゴルジュ入口だ。手前に庇上に張り出した側壁岩屋を見つけてビバーク地と決め、ゴルジュ内の偵察&ルート工作を進めた。第一ゴルジュを抜ければ後は、何とでもなると踏んでいたが、こちらも中々手強そうだ。ゴルジュ入り口から水路状に両岸迫り一級品のゴルジュが始まる。
 夕方から振り出した雨は夜にかけて強まり今回初めての本格的な降水となった。

6日目(雨) 出発6:30-15:50ゴルジュ入り口へ戻る
 昨日、大西・宮城がフィックスしてくれたルートを辿り、ゴルジュ内を進む。雨により、ゴルジュ内は全てが濡れて、濃い霧がゴルジュの雰囲気を暗くした。寒さに耐えて泳ぎ登っていくと2段の迫力ある滝が行く手を阻む。水しぶきを浴びるスタンス・ホールドは、かなりヌメリが強くランナウトした状態でのトラバースの一歩が恐ろしくて出せなかった。ラインを変えて何とか突破する。ゴルジュ内のエグレが厳しくなってきて、側壁が覆い被さるような形状になった所で堰堤状の滝が奥に控える。佐藤が先ずトライするが猛烈なヌメリホールドをブラッシングしているうちに小フォール。再度トライするが、ヌメルホールドでのマントルが越えられない。度重なるブラッシングでパンプと寒さが限界を越し、大西とバトンタッチした。大西は冷静な判断でフリーを早々に断念し、右コーナーの不明瞭なリスにピトンを決めてエイドで進む。スラブに乗越してからペッカー、ナイフブレードでエイド後、ヌメルスラブを恐ろしげなフリーで突破した。素晴らしい!しかしこの先、左岸から100m以上の滝を落としゴルジュ内はシャワーと霧雨で地獄的様相を増し、弱点のない10m滝を見て絶望した。苦労して登った2つの滝を下降して、この部分を高巻く為に、右岸側壁にルートを取る。1P目を登り終えると既に14時を回ってしまったので一旦ゴルジュ内から退却した。雨の中、飛び込み泳ぎ、時に懸垂しながら河原目指す。昨晩より上流側に巨大な洞窟を発見し、焚き火&乾かしパーティー。昨夜は「意外と早く下山できるかもね」なんて話していたけれど、「やっぱり甘くねーなあ」と震えながら焚き火に群がるメンバーだった。

7日目(曇り) 出発6:30-川原のケイブ18:00
 既に2往復している第二ゴルジュ下部を今日も進む。一晩中、降り続いた雨も止んで高巻きにはちょうど良い曇り空となった。手馴れたゴルジュ内のルートを辿り側壁登攀が始まる。非常に脆い部分がありユマーリング中、2度も致命傷を負いかねない危険な落石をよけた。簡単に見えたボロスラブから傾斜のきつい草付の4P目は、もう最悪だった。特に上部の草つきはプアプロテクションで、ホールドにしようとした草は泥から剥がれ落ちるばかりで頼りない。ホールドとステップをハンマーで泥にほじくっては一歩ずつ進んでいるうちに2時間以上もリードに費やしてしまった。40mでやっと到達したブッシュはグラグラで、持参した15mの補助ロープで更に上のブッシュと連結して、このピッチを終える。
2時間以上の絶悪な草付き登攀でぐったりする佐藤。

 丸々6P伸ばして、やっとロープを解き急なブッシュ壁をトラバース。ゴルジュ内で敗退した滝のすぐ上流目指して早々に下降を開始した。そこはまだ、ゴルジュの真っ只中である。ここまで、ボルトを使用する事なく、前進し続けてきた。なんとかボルトレスでこの谷を終えたい。下降3P目は、脆い岩に30分も掛けてやっと設置した1本のナイフブレードと、5m離れた所に生えていた4本指サイズの頼りない2本のブッシュを連結してアンカーを作った。この脆い岩に3.5cmしか刺さっていない薄刃ピトンはアグレッシブなテストに耐えたけれども、何度もテストするとリスが崩壊しかねないので止めておく。空中懸垂主体の4Pを経て、真っ暗闇のゴルジュの底に降り立った。たった1つの滝を巻く為に、丸1日以上かかってしまった。100m上流に遡行しケイブ状の幕営地へ19時到着。この付近は、地形的に両岸へのエスケープは不可能で「この先、どうなっちゃうんだろ?」と言う不安を拭い切れない雰囲気漂う水際ビバークである。

8日目(晴れ後曇り。夜雨) 出発6:20-高巻き途中のテラスにて幕19:00
 未明、激しい雨音で目を覚ました。「ヤバイ、最悪すぎる!」幸いにも本降りだったのは15分程でサッサと朝飯を食って出発。午前中の内に逃げ場のある渓相になってホッとした。陽の当たらないゴルジュ内の登攀は続き、楽しく泳いで登ってガタガタと震えた。ゴルジュが開けてもハンマー投げやショルダーでの登攀が次々待っていて飽きさせない。ゴルジュが開けた区間はあっと言う間で、すぐゴルジュが始まった。50m進むとオバケみたいに水を噴出す二段滝に出くわしお手上げ。高巻きに入って、そのオバケ滝の上に懸垂下降するが、その先に待っていた7mCS滝もツルツルで不可能。規模こそ小さくなってきたゴルジュだが、段々と弱点がなくなってきた印象だ。佐藤が30mの空中プルージック登りで登り返してから、傾斜の緩い別ラインにロープを垂らし荷揚げ&ユマーリングとした。全員が登り終える頃には真っ暗闇となる。しかも、この間にボーエンの膝に落石が直撃し辛そうだ。巨大スギの根元に10畳程の台地を見つけビバークと決定。手持ちの水は全部で2リットル。その水でココアを作り、各自行動食で夕食を済ます。霧雨の中、不快なツエルトビバーク。真っ暗になるまでの連日のハードな行動と厳しいビバークが続いて疲れも蓄積してきた。

9日目(晴れ後曇り)出発7:30-第3ゴルジュを高巻いて幕17:10
 雨が上がり陽射しが出てきた7時半出発した。侮れないトラバースと3回の懸垂下降で昼前に高巻きを終えて、薪が豊富なゴルジュの出口で焚き火をおこし乾かしパーティー&昼飯とした。
 気楽な渓相は長くは続かず、第三ゴルジュが現れる。ゴルジュを進んで行けばツルリとした登攀不能のスラブを脇に抱える6m滝だ。冷たい水に胸まで漬かってショルダーで這い上がり、左側壁の被ったオープングックに取り付いた。湿った泥に覆われ素手では全く歯が立たず、軍手を付け気合を入れて取り付いた。フレアした形状とヌメリにカムは受け付けず、オフセットナッツを強引に叩きこみ、パンプしながらナイフブレードを決めて、核心のワイド部分を越えた。素晴らしく反りかえったオープンブックを見下ろすと、取り付きには震えながらビレイする宮城がひとり残っていた。他の3人は、ゴルジュ入り口から高巻いて合流。ゴルジュに懸垂下降して先をうかがうが登攀不能な滝があったので、そのまま右岸の笹薮とガレた斜面を辿って高巻いた。ゴルジュ出口に降り立つ頃には、再び夕暮れが迫ったがタイミングよく右岸に岩屋付きのビバークサイトを見つけた。雨の中、夕食を終え岩屋に潜り込んだが、激しい降雨となり天井をたどって落ちてくる雨垂れに悩まされる。

10日目 出発7:30-16:30幕営
 一番外側で寝ていた宮城は、ビショ濡れのシュラフに包まって寝ている。結局、快適な夜は訪れなかった。
 今日は稜線を越える事となるだろう。ご飯と暖かなスープを腹に収めてから、どんよりと曇った空に向かって出発した。同量に近い水流を分ける幾つかの支流横目に本流を進んで行くとやっと源流の雰囲気がでてきた。稜線へ抜けると吹き晒しの草原に濃霧が立ちこめ冷たい風が頬を打つ。足早に南下して、西面の谷へ向けて下降を開始した。本流までの間は、鬱蒼として極度に瑞々しくこんな所でのビバークは悲惨過ぎると、幕営地を決めるべき時間になっても頑張って進んだ。日暮れ前、爽やかな風が吹き抜ける本流との合流点に到着。今日も良く動いた。

11日目 出発7:40-1450m付近で幕17:00
 本流は予想以上に連瀑帯が続き午前中は右岸の獣道を辿る時間が多かった。ゴルジュに降り立ってからは、側壁は厳しく立ってきた事もあり、ゴルジュ内を懸垂下降したり飛び込んで泳いだりしながら進む。変化に富んだ降渓を楽しんだが、後半は余りの寒さに駆け抜けるように飛び込み泳ぎ下降した。今日の目標であった河原には到達できず、ゴルジュとゴルジュの合間にあった砂地で幕営。

12日目 出発7:50-奥万大に下山12:30
 今日も寒中水泳大会が続いたがお昼前にゴルジュは終わり、平和な河原を歩いて温泉目指す。支流からの赤茶けた流れをいくつも見るようになって、暖かな湯への期待は高まった。「地図によると谷が屈曲したあのあたりだろう」スキップしながら、谷を回りこむと現れたのは湯気を発する温泉ではなく、なんと巨大な自然湖。。。とても冷たい水を200m泳ぎ、どっと疲れて大崩壊地をトラバースした。最後まで本当に充実しまくりである。

 台湾らしい広大な河原をテクテクと歩き、この長大な旅の終わりを知った。

メンバー:大西(L)、宮城、ジャスミン、ボーエン、佐藤