3日間の日程を確保して、ベストシーズンの錫杖クライミングを楽しんできました。
お天気にも恵まれ、充実したクライミングとなりました。
初日は、のんびりと入山し岩屋でささやかな焚き火。
大きな丸い月が穂高の稜線から姿を見せてくれました。
2日目 「見張り塔からずっと」5.8 11P
前衛フェースが朝日を受ける頃出発。
前衛フェース左の、北沢大滝のスラブから登攀は始まります。
快適なクライミングを数ピッチ続けると、烏帽子岩が目の前に。このピークも存在感ある名ピークです。
クライミングは簡単ですが、支点は少なくトップは要注意。
アンカーの作成を考えると50mより60mロープの方が分がよいでしょう。
錫杖のピークはその左。後半は嬉しくない藪漕ぎで本峰正面壁の取り付きに到着します。
大洞窟の左(顕著なクラックシステム)からスタート。2P目は迫力あるコーナーから。
本峰正面壁の1P目は傾斜のあるクラックで侮れません。
2P目はコーナーワイドからトラバースしてフェース登りとなります。高度感が素晴らしいです。
ピーク目指して、簡単なクライミングと最後は、短くともピリリと渋いクラックを登って本当の錫杖ピークへ。