ブログ更新、秋のクライミングの報告もしたいガイド山行が
沢山あるのですが中々手が回らないので、
春が近づいたら更新したいと思います。
カテゴリーアーカイブ: ガイド山行
八ヶ岳冬プラン開始
ブログ更新滞っておりまして申し訳ありません。
いよいよアイスシーズンが始まりました。
写真は11月22日の裏同心ルンゼです。
ラッセルは皆無ですが、良く凍っており快適な登攀でした。
シーズンはじめの足慣らしとして継続の3日間を過ごしました。
まだまだ、雪は少ないですが、氷は凍り始めました。
さあ、今日も八ヶ岳に出動です。
滝谷4尾根~ドーム中央稜~西壁
9月の連休は、雨続きの夏の鬱憤を晴らすに最適な素晴らしい3日間になりました。
今回の山行は「出合から遡行しての滝谷4尾根」プラン。
長時間の行程に加え雪渓の処理やいやらしい高巻き、滝登りをこなして
滝谷4尾根を登る非常に負荷の高い充実プランです。
やる気満々のお客様は、それに満足することなく時間が許せば、
ドームの中央稜、更にはドーム西壁まで登ろうというガイド山行としては
ちょっと有り得ない様なハードな計画での入山でした。
滝谷出合からの遡行は、9月でも残雪豊富です。まずは、雄滝を慎重に越えていきます。
瑞牆 屏風岩クラック・マルチクライミング講習会
秋の気配が漂う瑞牆 不動沢でクラック・マルチ講習会。
岩も良い状態になってきてこれからがベストシーズンですね。
この日は、平日の講習会ということもあり私達だけで貸切状態の
屏風岩でした。
テーピングの巻き方、基本のハンドジャムから始まり、5.8~5.10aのクラックを中心とした講習でした。
今回、参加されたお二人は
ワイドクラックにも興味があったので「よろめきクラック」でワイド特有の動きを
講習させていただきました。チキンウイングが決まるといかに楽に体を
スタックすることができるのか。体の様々な部分でスタックさせる動きや
足捌きの基本的な動きも一通りこなしました。
クラックは技術系のクライミングです。特にワイドは日常生活やジムでも
全く使わない動きを組み合わせて割れ目を制する深く楽しいクライミングです。
寒々ルート1P目は、立派な割れ目をレイバック。
お二人とも、フェースでのクライミング力は高く、ワイドクラック技術の飲み込みも早くて
ちょっとしたアドバイスで登りがスムースになっていき私としても嬉しい限りでした。
後半は、時間的にも余裕があったので
「寒々ルート5.7 3P」にてマルチピッチクライミングを実際に行いました。
3Pと短く入門的なルートです。ほぼ初めてのお客様にもマルチのシステムを理解して頂きながら
変化に富んだクライミングを楽しんで頂きました。
非常に意欲的なお客様によって有意義な講習になりました。ありがとうございます。
講習会の参加に続いて、マルチプランも申し込まれていたお客様。
次は、多くのピッチ数をこなして最高のロケーションの元クライミングを楽しみたいですね。
また、お会いできることを楽しみにしています。
マルチピッチクライミングやアルパインクライミングの実践を見据えての
クラッククライミング講習ですが、クラック初心者でも参加可能です。
興味のある方は、
日程表や、募集プラン要綱をご覧になり、お気軽にお問い合わせ下さい。
瑞牆 十一面岩 奥壁「Joyful moment 」5.9 5P 再整備
瑞牆 十一面岩奥壁ズルムケチムニールートの右にある顕著なクラックラインを再整備しました。
「Joyful moment 」5.9 5Pのトポとルート解説を中心とした紹介です。
瑞牆山 マルチピッチ クライミングガイド 継続編 調和の幻想~左岩壁~奥壁~小ヤスリ岩
お天気の良い平日。静かな瑞牆山で、熱く燃えるお客様と共にマルチピッチクライミングを行いました。
この夏に予定されている「滝谷出合~4尾根ガイド」の予行山行も兼ねてのガイディングです。
お客様のご依頼は、「ヘトヘトになるまでの継続登攀」
北アルプス等の山岳地帯のクライミングで本当の限界まで出し切ってしまったら
遭難してしまいますが、山岳地帯と比べるとアプローチが近く、
外的な危険の少ない瑞牆等で自分の限界付近まで登りこんでみるというのも貴重な経験になります。
もちろん、トレーニングとしても最適かと。
末端壁「調和の幻想 5.10a 5P」からスタート。
瑞牆山 マルチピッチクライミング開拓プラン 調和の幻想~奥壁~小ヤスリ岩
かなり特殊なご依頼を頂きました。ご依頼内容は、瑞牆でのマルチピッチ開拓プランです。グランドアップによる4~5ピッチほどの開拓クライミングをご希望でした。(当然ながら)お客様がリードしてバリバリと開拓するわけではなく、主に私がリード・開拓するスタイルや様子を見てみたいとのことでした。トポの無い冒険的なクライミングをしてみたいとも。
瑞牆で4~5Pのマルチとなるとカンマンボロン~十一面岩周辺に落ち着きます。この周辺で、はたして未踏のおいしいラインはあるのか。偵察を重ね、この地に精通する開拓クライマーにもご相談しながら目的のラインを定めてガイド当日を迎えました。目指すラインは奥壁のズルムケチムニーの右にある顕著なクラックライン。