トライ当日は3時起床、ストレッチやアップを暗闇の中こなして取り付きへ。アップの総仕上げにスラブを登りルーフ部分を触ってカムを決めてから20m近くのクライムダウン。取り付きで15分ほどレストしてから本トライを開始する。瑞牆トポで、何度も見たカッコいい写真のムーブと同じような動きでカムを決めてから、出口のガバ目掛けてデットした。ワイド部分を慎重に登って行き随分と長い間 温めていたオンサイトトライを最高の形で終えることができた。翌日は2時起床で、クラック限定バージョンをトライ。流石に取り付きまでのクライムダウンはしなかったが、じっくりスラブ終点でレストしてからルーフへ突っ込んだ。手足共にジャミングするこのムーブは完全に私の得意系課題だ。これも落ちることなく1回目のトライで完登を決めることができた。クライマーである事を諦めなくて本当に良かった。楽しくヤル気に溢れる仲間と一緒にクライミングができて私は幸せです。
続きは最下部左の(さらに…)からどうぞ。長文になります。
カテゴリーアーカイブ: プライベート
セロ・キシュトワール北東壁 初登
インドヒマラヤ遠征より帰国しました。
目標としていたセロ・キシュトワール(6200m)北東壁の初登に成功することが出来ました。
アタック中の3泊全てを合計しても睡眠時間は9時間。14時間行動後、20時間以上の行動が2回も続いて、耐久力が試される厳しい登攀でした。下降中に降りだした大雪は信じられないことに1.5mも積もり、スノーシャワーと呼ぶには無理のある規模のシャワーを浴び続けながらの下降は心身ともに消耗させられました。
自然。とりわけ本気を出した山に近づくことは恐ろしいことです。その一端に触れながら仲間3人と無事に下山できたことには、最も歓迎するべき事だと思っています。
今回も多くの方々の協力を得て遠征を行うことが出来ました。本当にありがとうございます。
快く送り出してくれた家族と、最高のパートナーそしていつも支えてくれているお客様に大感謝です。
2018年9月20~23日 セロキシュトワール(6200m)北東壁初登 1500m WI5,M6
メンバー:鳴海玄希、山本大貴、佐藤裕介
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称名滝冬季初登(2013)
2013年に冬季初登した称名滝について記録をUPしました。
この滝は、夏冬通して思い入れの非常に高い滝であります。
私の初岩場体験もこの滝の近くにある雑穀谷のゲレンデでした。
クライミング初心者だった頃から、夏の称名滝登攀の話も
踏まえての長文となっております。
記録はこちらから
米子不動 「百草丸」初登 アイスクライミング(2010)
2010年と随分と前の記録でありますが、
米子不動で初登したミックス&アイスルートについての記録です。
有名な正露丸というルートの隣の氷柱を登るルートで
ルート名を百草丸と名付けました。
「継続は力なり」
初めて米子不動を訪れ正露丸を登ってから10年間。
継続が力となって、生きたことを実感しました。
記録はこちらから
2015 情熱の薔薇5.14bR 初登の記録
2015春に登った「 情熱の薔薇5.14bR」 について、記録を
UPしました。私にとって最も難しいルートの完登となりました。
これからも、向上していきたいと思います。
記録はこちらから
黒部横断
太刀岡山 マルチピッチクライミング 右岩稜~左岩稜~右岩稜左のカンテ
梅雨明け直前、どんよりと暗い曇り空の元、太刀岡山に行って来ました。
瑞牆は条件悪かろうと太刀岡にしたのですが、夕方までバッチリクライミングを
楽しむことができました。
やはり、太刀岡山は雨に強い岩場だなあと改めて思った次第です。
クライミング&ガイド仲間の今井ケンシとマルチ継続の一日でした。
瑞牆マルチ 十一面岩 奥壁~小ヤスリ岩
友人と、瑞牆でのマルチピッチクライミングを楽しんできました。
今日のコンセプトはマイナールート継続登攀。
十一面岩奥壁ズルムケチムニー5P~一粒の麦6P~小ヤスリ岩~オマケで正面壁 右岩稜のラインを試登。
緑に囲まれたピークに立つ気持ちよさは、瑞牆マルチの魅力ですね。
ザイオン ムーンライトバットレス
昨年のアメリカツアーの一幕、ザイオン・ムーンライトバットレス12P 5.12dの
記録をUPしました。
仲間で取り組むマルチピッチクライミングの素晴らしさを強く再認識できた最高の
クライミングでした。
記録は、こちらから