久しぶりの更新となってしまいました。
暖かな冬となりそうですが、12月に入ってから八ヶ岳のバリエーションや
アイスクライミングを中心として雪氷と戯れる日々が続いております。
先日は、少々マニアックな行程から阿弥陀岳を目指す1日を過ごしました。
ルートは広川原沢2ルンゼから奥壁を登攀し阿弥陀岳に直接突き上げるラインです。
TEL 090-8268-5985
info@sato-alp.com
錫杖3日目は、前衛フェースの「Little Wing」10cへ。
NPを主体に2007年に築かれたルートです。
スタートは1ルンゼ取り付きと同様のテラスより。
1ルンゼは白い磨かれたスラブが綺麗で清清しいですね。
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3日間の日程を確保して、ベストシーズンの錫杖クライミングを楽しんできました。
お天気にも恵まれ、充実したクライミングとなりました。
初日は、のんびりと入山し岩屋でささやかな焚き火。
大きな丸い月が穂高の稜線から姿を見せてくれました。
2日目 「見張り塔からずっと」5.8 11P
前衛フェースが朝日を受ける頃出発。
8日目
早朝に起きましたが槍ヶ岳はガスの中。8時、やっとスッキリと霧雨とガスが晴れてスタートできました。
ガレ沢を慎重に下降し小槍の末端、大テラスへ。ここまで下りてくると小槍は巨大な岩峰であることを思い知ります。
6日目
大キレットを越えて槍の肩まで。
5日目
大きなザックを背負い、東稜から北穂へ。今日も最高の青空です。
北穂小屋に荷物を置いて滝谷ドーム西壁のニューウェイブへ。西壁は懸垂下降で危険なガレ沢を回避して取り付けます。昨年登った東海山岳会ルートからのラインはクラック主体のワイルドなルートでしたが、ニューウェイブは滝谷で唯一ラッペルボルトを使用して築かれたフリールートです。取り付きのアンカーをトライカムで補強してスタート。1ピッチ目は45m5.10a。1つ目のボルト付近はバランシーで侮れません。カチが程よく続くフェースを登って、クラックが入る小ハングを爽やかに越えていきます。楽しいなあ。
3日目の目標は4峰正面壁松高ルートです。
涸沢からヘッドライトを付けて5・6のコルへ。振り返ると前穂が朝日に染まった姿を見せていました。
奥又白谷へ下降し、雪渓がわずかに残るC沢出合をアイゼンを付けて登っていきます。見上げる4峰正面壁は威圧感たっぷりです。
穂高の主な岩場である屏風岩、前穂4峰正面壁、前穂北壁~Aフェース、滝谷に加え槍ヶ岳西稜を一回の山行で登攀したいという、とんでもなく欲張りなお客様と9日間の日程で入山しました。
1日目 屏風岩T4まで
シルバーウィーク初日でしたが早朝に沢渡を出発したので落ち着いた雰囲気の上高地からスタートすることができました。9日間の食料とテント等の幕営装備、登攀道具が満載のザックが肩に食い込みます。横尾から涸沢方面に30分で屏風岩への渡渉点です。水量は少なく問題なく渡ってから1ルンゼ押し出しをつめていきます。
T4尾根取り付きから登攀開始。ビバーク装備を背負いながらなので慎重に登りました。2時間ほどで快適なT4に到着。激込みの涸沢キャンプよりはるかに快適な一夜でした。
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2011年に登った四国の大滝高瀑(タカタル)の登攀記をUPしました。
随分と表題が大袈裟ですが、発表当時のままとしました。
地味ですが、とても困難な登攀でした。
記録はこちらから